西洋史研究会大会
第80回大会
オンライン公開合評会・井内敏夫著『ポーランド中近世史研究論集』(刀水書房 2022年)
日時:2022年12月10日㈯14:00~16:35
開催方法:Zoomミーティング(参加者多数の場合はウェビナー)
主催:早稲田大学西洋史研究会、早稲田大学ヨーロッパ文明史研究所
【趣旨文】
井内敏夫『ポーランド中近世史研究論集』(刀水書房、2022年)は、社会の自律性をキーワードに、ポーランドの「選挙王政」「王国の王冠」「共和政」の概念とその実態を解明した。君主政を前提とするポーランド共和主義の歴史的意味を、半世紀にわたり問い続けた全論考の記念碑的集成である。なにより注目すべきは、古代ローマ共和政と近世イタリアの都市共和政を軸とする、君主ないし指導者を選挙で選ぶという意味での共和主義の伝統が、中世後期と近世の中・東欧、とりわけポーランドに継承され、やがて「国王自由選挙」というポーランド独自のシステムへと発展する過程を厳密な史料分析によって実証したことである。
本合評会では、本著の到達点を多角的に検証することによって、中・東欧史のみならず西洋史学の現状と課題を再確認したい。この目的のために、中世チェコ史の薩摩秀登氏(明治大学)、近世神聖ローマ帝国史の皆川卓氏(山梨大学)のほか、近世ポーランド=リトアニア共和国史の小山哲氏(京都大学)および白木太一氏(大正大学)に本著の書評をお願いした。四氏の書評を経て、西洋近世史学のさらに向こうに広がる地平を展望してみたい。
(敬称略)
開会の辞:森原隆(14:00~14:05)
趣旨説明:中澤達哉(14:05~14:15)
書評:
1.薩摩秀登(14:15~14:45)
2.皆川卓(14:45~15:15)
休憩(15:15~15:25)
3.小山哲(15:25~15:55)
4.白木太一(15:55~16:25)
展望と課題:中澤達哉(16:25~16:30)
結びに代えて:井内敏夫(16:30~16:35)
第79回大会
日時:2022年7月9日(土) 13:00-16:00
場所:Zoomを用いたオンライン開催
第1部
博士課程進学者による研究発表(11:00~15:00)
11:00~11:40 宮内 早月 「多重封臣制と優先的臣従の再考
―12世紀から14世紀の神聖ローマ帝国西部の諸領邦を事例に― 」
11:40~12:20 長谷部 圭人 「アンシアン・レジーム末期における医学専門誌と種痘論争
―『ジュルナル・ド・メドゥシーヌ』と『ガゼット・サリュテール』を中心に―」
休 憩
13:00~13:40 中村 禎史 「19世紀プロイセン西部における宗派対立について
―修士論文の概要と今後の展望―」
13:40~14:20 池田 登 「19世紀後半のフランスにおける帝政共済の展開
―マルセイユの大評議会を事例に― 」
14:20~15:00 堺 太智 「ナポレオン期フランスの退役軍人報償制度
—併合地に設立された傷痍軍人入植地を中心に—」
休 憩(15分)
第2部
合評会 甚野尚志編『疫病・終末・再生―中近世キリスト教世界に学ぶ―』(15:15~17:15)
【趣旨】 この数十年、世界で進行する「グローバル化」のなかで、歴史学においては、「一国主義」を超え、地域間の「ヒト」、「モノ」、「情報」の交流から世界史を描く「グローバルヒストリー」が大きな力を持ってきた。しかし現在の「新型コロナ」のパンデミックは、「グローバルヒストリー」の見取り図の再考を余儀なくさせている。おそらく今後の西洋史研究では、疫病とパンデミックが文明に与えた影響や、疫病とともに生じる「暴力」、「マイノリティの抑圧」、「終末思想」といった問題がますます重要なテーマとなろだろう。本論文集は、現在のパンデミックをきっかけに、以上のような問題意識から、各執筆者が中近世のキリスト教世界で生じた疫病とその社会的影響について様々な視点から考察したものである。今回の合評会により、本論文で提起した問題意識が、より多くの西洋史研究者と共有できれば幸いである。
15:15~15:20 司会・趣旨説明 甚野尚志(早稲田大学)
15:20~15:50 コメント1 佐々木博光(大阪府立大学)
15:50~16:20 コメント2 坂本宏(中央大学)
休 憩
16:30~17:00 執筆者からの応答
17:00~17:15 フロアコメント
休 憩(5分)
第3部
ヨーロッパ文明史研究所総会(17:45~18:00)
第78回大会(2021年12月)
日時:2021年12月18日(土) 13:00-16:00
場所:Zoomを用いたオンライン開催
「革命を問い直す──R・ゲルヴァルト『史上最大の革命』を手がかりに」
【プログラム】
13:00~13:05 趣旨説明・司会 湯浅翔馬(早稲田大学)
13:05~13:45 コメント1:井出匠(福井大学)
13:45~14:25 コメント2:山﨑皓平(早稲田大学大学院博士後期課程)
14:25~14:40 休憩
14:40~15:20 訳者からのレスポンス 小原淳(早稲田大学)
紀愛子(早稲田大学他非常勤講師)
前川陽祐(早稲田大学他非常勤講師)
15:20~16:00 フロアとの質疑応答
第77回大会(2021年7月)
日時:2021年7月10日(土) 13:00-18:00
場所:Zoomを用いたオンライン開催
第1部:博士後期課程進学者による研究発表 13:00-15:15
13:00-13:45 長藤美佑紀(博士後期課程2年)
「15世紀帝国都市フランクフルトにおける救貧の「転換」」
13:45-14:30 吉田眞生子(博士後期課程1年)
「1860-70年代のフィンランド大公国における「フォルク」「ナショーン」「カンサ」概念:サカリアス・トペーリウスの主張」
14:30-15:15 山﨑皓平(博士後期課程1年)
「二十世紀ドイツ東方研究の再検討─主要研究者の事例研究を通じて」
休憩(15分)
第2部:合評会 飯田洋介著『グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争─ビスマルク外交を海から捉えなおす』 (NHK出版・2021年) 15:30-17:40
15:30-15:40 司会・趣旨説明 森原 隆(本学教授)
15:40-16:30 著者による基調報告 飯田 洋介(駒澤大学准教授)
16:30-16:40 休憩
16:40-17:00 コメント 小原 淳(本学教授)
17:00-17:40 質疑応答
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 17:40-18 :00
第76回大会(2020年12月)
石川華子氏「ウィンストン・チャーチルの偶像 ─戦時中の地方新聞と戦時宰相」
日時:2020年12月19日(土) 10:00~12:00
場所:Zoomを用いたオンライン開催
10:00-10:05 開会のあいさつ 森原 隆(早稲田大学)
10:05-11:10 報告 石川 華子(EYストラテジー・アンド・コンサル
ティング株式会社コンサルタント、早稲田大学ヨー
ロッパ文明史研究所招聘研究員)
11:10-11:30 コメント 松園 伸(早稲田大学)
11:30-11:50 質疑応答
11:50-12:00 早稲田大学ヨーロッパ文明史研究所総会
第75回大会(2019年12月)
井上文則『天を相手にする―評伝宮崎市定』合評会
日時:2019年12月14日(土) 14:00~16:45
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館5F582教室
14:00-14:15 司会・開会のあいさつ 森原 隆(早稲田大学)
14:15-15:00 著者による補遺 井上 文則(早稲田大学)
15:00-15:45 書評 飯山 知保(早稲田大学)
15:45-16:00 休憩
16:00-16:20 著者からのリプライ
16:20-16:45 全体での質疑応答
17:30-19:30 懇親会
第74回大会(2019年7月)
日時:2019年7月6日(土) 14 : 00~18 : 30
場所:早稲田大学文学学術院戸山キャンパス33号館438教室
第1部:博士後期課程進学者による研究発表 14 : 00~15 : 00
白川 太郎(博士後期課程1年)
「『聖性』を創る:後期中世トスカーナにおける伝記と崇敬」
第2部:合評会 『ローマ教皇庁の歴史』を読む 15 : 15~17 : 45
司会・趣旨説明 甚野 尚志(本学教授) 15 : 15~15 : 25
講演 「中世ローマ教皇研究における現状と課題」
小林 亜沙美(レーゲンスブルク大学講師) 15 : 25~16 : 05
質疑応答 16 : 10~16 : 30
コメント① 鈴木 喜晴(本学非常勤講師) 16 : 40~17 : 05
コメント② 藤井 真生(静岡大学教授) 17 : 05~17 : 30
全体討論 17 : 30~17 : 45
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18 : 00~18 : 30
第73回大会(2018年12月)
近世ヨーロッパにおける海上での掠奪行為の史的展開とその変容
薩摩真介著『<海賊>の大英帝国―掠奪と交易の四百年史』合評会
日時:2018年12月8日(土) 15:00~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス31号館2F208教室
15:00~15:10 司会・趣旨説明 森原 隆(早稲田大学)
15:10~16:00 著者による報告 薩摩 真介(広島大学)
16:15~16:45 コメント1 松園 伸(早稲田大学)
16:45~17:15 コメント2 君塚 弘恭(早稲田大学)
17:30~18:00 質疑応答
18:30~20:30 懇親会
第72回大会(2018年7月)
日時:2018年7月14日(土) 14 : 00~18 : 30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館438教室
第1部:博士後期課程進学者による研究発表 14 : 00~15 : 45
三枝 亮也(博士後期課程1年)
「1870年代のパリにおける公娼制度廃止運動」 14 : 00~14 : 50
大久保 里香(博士後期課程1年)
「1920-30年代ドイツにおけるカリタスと断種政策」 14 : 55~15 : 45
第2部:合評会 共同研究論文集『ヨーロッパの政治文化史 統合・分裂・戦争』 16 : 00~18 : 00
司会・趣旨説明 森原 隆(本学教授) 16 : 00~16 : 10
1.コメント 齋藤 敬之(本学助手) 16 : 10~16 : 35
2.コメント 日尾野 裕一(本学助教) 16 : 35~17 : 00
3.コメント 齋藤 正樹(本学非常勤講師) 17 : 00~17 : 25
4.リプライ、全体討議 17 : 25~18 : 00
休憩(10分)
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18 : 10~18 : 30
第71回大会(2017年12月)
前田 徹教授・井内 敏夫教授・村井 誠人教授ご退職記念講演会
日時:2017年12月9日(土) 15:00~17:40
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館6F681教室
15:00~15:10 司会・趣旨説明 森原 隆教授(早稲田大学)
15:10~15:50 前田 徹教授 「シュメール史研究を振り返って」
<休憩>
16:00~16:40 井内 敏夫教授 「来た道を振り返って、ポーランド史」
<休憩>
16:50~17:30 村井 誠人教授 「消えゆくもの」
17:30~17:40 送辞 大内 宏一名誉教授(早稲田大学)
第70回大会(2017年7月)
日時:2017年7月8日(土) 15:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館16階第10会議室
第1部:研究発表 15:00~18 : 10
高橋 謙公(博士後期課程)
「中世後期地中海世界におけるシチリアと海事秩序」 15 : 00~16 : 30
正木 慶介(文化構想学部社会構築論系助教)
「フォックス『崇拝』と政治的晩餐会」 16:40~18:10
第2部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18:10~18:30
第69回大会(2016年12月)
英国王立防衛安全保障研究所アジア本部(RUSI Japan)所長・元NHK解説委員秋元千明氏講演会
「始動する日英同盟の再生と不確実な世界」
日時:2016年12月10日(土) 15:00~17:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館3F333教室
司会・趣旨説明 森原 隆(早稲田大学)
15:00~16:30 秋元千明氏講演「始動する日英同盟の再生と不確実な世界」
休憩
16:50~17:10 コメント 松園 伸(早稲田大学)
17:10~17:30 質疑応答
第68回大会(2016年7月)
日時:2016年7月9日(土) 15:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館6階第11会議室
第1部:博士課程進学者による研究発表 15:00~15:50
大塚 将太郎(博士後期課程)
「13・14世紀における教皇と枢機卿の関係」 15:00~15:50
第2部:合評会 黒田祐我著『レコンキスタの実像―中世後期カスティーリャ・グラナダ間における戦争と平和』 16:00~18:00
司会・趣旨説明 甚野 尚志(本学教授) 16:00 ~16:10
1.コメント 加藤 玄(日本女子大学准教授) 16:10~16:40
2.コメント 踊 共二(武蔵大学教授) 16:40~17:10
3.リプライ 黒田 祐我(信州大学准教授) 17:10~17:30
4.全体討議 17:30~18:00
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18:10~18:30
第67回大会(2015年12月)
ナショナリズム―ドイツとフランス、フランスとドイツ―
日時:2015年12月19日(土) 14:00~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス31号館2F205教室
14:00~14:10 司会・趣旨説明 森原 隆(早稲田大学)
14:10~14:50 報告1 小原 淳(和歌山大学)「帝政期ドイツにおける戦争の記憶とナショナリズム」
14:50~15:30 報告2 飯田 洋介(岡山大学)「ビスマルクとフランス・ナショナリズム」
15:30~15:50 休憩
15:50~16:30 報告3 南 祐三(早稲田大学)「19世紀末から20世紀初頭におけるフランス右翼ナショナリズムとドイツ」
16:30~17:00 コメント 大内 宏一(早稲田大学) 「なぜナチの歴史家が第三共和政の歴史書を書いたのか」
17:00~18:00 討議
第66回大会(2015年7月)
日時:2015年7月11日(土) 15:00 ~ 18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館5階第5会議室
第1部:博士課程進学者による研究発表 15:00 ~ 18:10
林 賢治 (博士後期課程)
「12世紀のアドモントにおける修道院改革」 15:00 ~ 16:00
湯浅 翔馬(博士後期課程)
「フランス第三共和政初期のボナパルト派とジュール・アミーグ」 16:00 ~ 17:00
休憩(10分)
日尾野 裕一(博士後期課程)
「18世紀前半ブリテンの北米植民地鉄産業統制政策の形成 ―勧業から統制へ―」 17:10 ~ 18:10
第2部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18:10 ~ 18:30
第65回大会(2014年12月)
Shinsuke Satsuma, Britain and Colonial Maritime War in the Early Eighteenth Century: Silver, Seapower and the Atlantic (2013, The Boydell Press, Woodbridge) 合評会
日時:2014年12月13日(土) 15:00~17:45
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6F第7会議室
趣旨説明・司会 森原 隆(早稲田大学) 15:00~15:10
「薩摩真介氏の近著について」
基調報告 薩摩 真介(早稲田大学) 15:10~15:55
「Britain and Colonial Maritime War in the Early Eighteenth Century ――執筆の背景と概要の説明―-」
コメント
飯田 洋介(岡山大学) 16:10~16:30
「薩摩氏の近著 Britain and colonial maritime war in the early eighteenth centuryに寄せて」
松園 伸(早稲田大学) 16:30~16:50
「海軍史、トランスアトランティック・ヒストリーとイギリス議会政治の架橋―薩摩氏の海事史研究の投げかけるもの」
質疑応答 17:00~17:45
第64回大会(2014年7月)
日時:2014年7月12日(土) 13:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室
第1部:博士課程進学者による研究発表 13:00~15:20
糸 隆太 13:00~13:35
「ローマ国家と牧畜 -共和政ローマにおける牧畜の管理とその実態-」
岸田 菜摘 13:35~14:10
「ビザンツ皇帝と正教会―九世紀の正教会史と姦通論争(795‐811)を中心に―」
高橋 謙公 14:10~14:45
「13世紀後半における初期アンジュー朝期のイタリア支配検討」
金崎 邦彦 14:45~15:20
「ブリテン海軍における強制徴募―その実態と社会的影響―」
第2部:蝶野立彦著『十六世紀ドイツにおける宗教紛争と言論統制』(彩流社、2014年)
合評会 15:30 ~ 18:00
主旨説明 甚野 尚志 (本学教授) 15:30~15:40
1. コメント① 和田 光司 (聖学院大学教授) 15:40~16:10
2. コメント② 皆川 卓 (山梨大学准教授) 16:10~16:40
3. 著者からの応答 蝶野 立彦 (本学非常勤講師) 16:40~17:10
4. 全体討議 17:10~18:00
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18:00~18:30
第63回大会(2013年12月)
バルカン半島からみた中世ヨーロッパ 唐澤晃一著『中世後期のセルビアとボスニアにおける君主と社会-王冠と政治集会-』(刀水書房、2013年)合評会
日時:2013年12月14日(土) 14:30~17:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館16F第10会議室
14:30~14:40 司会・趣旨説明 甚野 尚志(早稲田大学)
14:40~15:20 「唐澤晃一氏の著作を読む─―ビザンツ=セルビア関係史の視点から」 大月 康弘(一橋大学)
15:20~16:00 「コンスタンティノープルとローマのあいだで――セルビア、ボスニア、
ロシアにおける君主と集会のあり方」 三浦 清美(電気通信大学)
16:20~16:50 著者からの応答 唐澤 晃一(早稲田大学)
16:50~17:30 全体討論
第62回大会(2013年7月)
日時:2013年7月13日(土) 13:00 ~ 18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス32号館228教室
第1部:修士論文提出者による研究発表 13:00 ~ 15:15
津澤 真代 13:00~13:45
「15世紀フィレンツェにおける大学政策―1473年の大学「再編」をめぐって」
紀 愛子 13:45~14:30
「ナチ体制期ドイツにおける「安楽死」作戦と障害者観―ヴィルヘルム期からナチ体制期まで―」
星野 友里 14:30~15:15
「1939年南ティロールにおける国籍選択と「民族ドイツ人」―その外的条件と対応―」
第2部:合評会 共同研究書 『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』 15:30 ~ 17:40
司会 森原 隆 (本学教授)
1. コメント 大内 宏一 (本学教授) 15:30~16:00
第Ⅰ部 政治的「共生」の文化史
2. コメント 川崎 康司 (本学非常勤講師) 16:00~16:30
第Ⅱ部 社会的「共生」の政治文化
3. コメント 和田 光司 (聖学院大学教授) 16:30~17:00
第Ⅲ部 宗教的「共生」の政治文化
4.全体討議 17:15~18:15
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18 :15 ~ 18:30
第61回大会(2012年12月)
「フロンティア」からみた中世地中海世界-宗教的対立と融和の構図-
日時: 2012年12月15日(土) 14:00~18:30
場所: 早稲田大学戸山キャンパス34号館355教室
14:00~14:10 司会・趣旨説明 甚野 尚志(早稲田大学)
14:10~14:50 中世イベリア半島における「フロンティア」―境域に生きたひとびとの実像― 黒田 祐我(日本学術振興会)
14:50~15:30 中世クレタにおける小さな「フロンティア」―都市カンディアの共生社会― 高田 良太(駒澤大学)
15:40~16:20 東地中海域における陸・海の「フロンティア」 太田 敬子(北海道大学)
16:20~16:40 コメント(1) 唐澤 晃一(早稲田大学)
16:40~17:00 コメント(2) 河野 淳(広島修道大学)
17:15~18:30 質疑応答
第60回大会(2012年7月)
日時:2012年7月7日(土) 14:00~ 18:10
場所:早稲田大学戸山キャンパス34号館355教室
第1部 博士後期課程在籍者による研究発表 14:00-14:50
遠藤 慶一(博士後期課程3年)
「カリブ系黒人移民と『肌の色の強迫観念』―20世紀初頭のアメリカ黒人社会における境界線をめぐって―」
第2部 ヨーロッパ・「共生」の政治文化史 15:00-17:40
趣旨説明・司会 森原 隆(本学教授)
1.蝶野 立彦 (本学非常勤講師)報告 15:10~16:10
「16世紀後半のドイツにおける《隠れカルヴァン主義(Kryptocalvinismus)》紛争と反カルヴァン主義のパンフレット―宗教対立・共生と大衆的情報伝達」
●コメント 皆川 卓(山梨大学准教授)
2.南 祐三(本学助手)報告 16:20~17:20
「ヴィシー期パリにおける仏独『共生』―対独協力メディアの統制と活動の実態―」
●コメント 大内 宏一(本学教授)
3.全体討議 17:20~17:40
第3部 ヨーロッパ文明史研究所総会 18:15-18:30
第59回大会(2011年12月)
シンポジウム「ナショナリズム再考―ヨーロッパ近代の国民形成と政治参加―」
日時:2011年12月10日(土) 14:00~17:45
場所:早稲田大学戸山キャンパス31号館311教室
総合司会 森原 隆 (早稲田大学)
主旨説明・問題提起 小原淳 (早稲田大学) 14:00-14:20
報告 松本 彰 (新潟大学)
19世紀ドイツにおける市民社会、国民国家、戦争―協会運動と三重のナショナリズム
14:20-15:00
報告 中澤 達哉 (福井大学)
18-19世紀ハプスブルク複合王政下の近代国民形成と政治的正統性:ヨーロッパの「極端なる典型」
15:00-15:40
コメント 大内 宏一 (早稲田大学) 16:00-16:20
コメント 長谷部 圭彦 (日本学術振興会特別研究員) 16:20-16:40
質疑応答 16:45-17:45
第58回大会(2011年7月)
日時:2011年7月9日(土) 13:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス34号館2F第3会議室
第1部:博士後期課程進学者による研究発表 13:00 ~ 15:10
日尾野 裕一(博士後期課程1年)
「ブリテンによる船舶必需品生産計画 1690-1730」
大畑 夏子(博士後期課程1年)
「レストラン黎明期の美食に関する一考察~Almanach des Gourmandsの美食ジャーナリズム としての価値とは~」
第2部:研究報告 15:30 ~ 17:00
小森 宏美(本学教育・総合科学学術院准教授) 国民国家の形成と「共生」の模索:両大戦間期エストニアの文化自治
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 17:15 ~ 17 :45
第57回大会(2010年12月)
シンポジウム「世界システムとオスマン帝国―共生と相克のダイナミズム―」
日時:2010年12月4日(土) 13:00~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第七会議室
司会:森原 隆(ヨーロッパ文明史研究所所長、早稲田大学文学学術院教授)
河野 淳 (早稲田大学:ハプスブルク史) 問題提起「世界システム研究の課題」、報告 「オーストリア・ハプスブルクとオスマン」
山本 大丙(早稲田大学:オランダ史) 報告 「17世紀初期のオランダ共和国とオスマン・トルコ ―貿易史の視点から―」
戸谷 浩 (明治学院大学:ハンガリー史) 報告 「システムの交わる所の相貌:牛と西へ、羊と南へ」
小松 香織(早稲田大学:オスマン史)氏からのコメン
薩摩 真介(早稲田大学:イギリス史)氏からのコメント
第56回大会(2010年7月)
日時:2010年7月10日(土) 13:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス34号館2F第三会議室
第1部:博士後期課程進学者による研究報告 13:00~14:40
齋藤 敬之(博士後期課程1年)「近世都市における『取締』―アウグスブルクのポリツァイ条例を通じて」
遠藤 慶一(博士後期課程1年)「19世紀合衆国の黒人国外移住運動にみるハイチ像」
第2部:『ヨーロッパ・エリート支配と政治文化』合評会 15:00~18:15
評者:
南 祐三 (早大・博士後期課程)
白木 太一(大正大学 准教授)
薩摩 真介(早大・非常勤講師)
黒田 祐我(早大・助手)
梶田 知志(早大・博士後期課程)
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 18:15~18:30
第55回大会(2009年12月)
シンポジウム「慈善(チャリティ)からみたヨーロッパ史」
日時:2009年12月12日(土) 13:30~17:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6F第7会議室
司会:甚野 尚志(早稲田大学)
趣旨説明:松園 伸(早稲田大学)
問題提起:金澤 周作(京都大学)
「ヨーロッパ他者救済史の中の近代イギリス」
各時代・地域からの応答
1.関 哲行(流通経済大学)
「中近世スペインの救貧―サンティアゴ王立施療院の場合―」
2.高津 秀之(早稲田大学)
「近世都市ケルンにおける“慈善”と“統治”の交錯」
3.山口 みどり(大東文化大学)
「慈善と女性―ヴィクトリア朝の“無給の牧師補”―」
第54回大会(2009年7月)
日時:2009年7月11日(土) 14:00~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6F第7会議室
第1部:博士後期課程進学者による研究報告 14:00~14:40
櫻井 絵美夏(博士後期課程1年)「マリの王ジムリ・リムの外交政策」
第2部:ヨーロッパ文明史研究所総会 15:00~15:40
第3部:甚野尚志著『十二世紀ルネサンスの精神』を読む 16:00~18:00
コメンテーター:鈴木 喜晴(本学研究生) 小田内 隆(立命館大学教授)
司会:青野 公彦(早稲田大学高等学院)
第53回大会(2008年12月)
シンポジウム「地中海地域の碑文文化―碑文はどこまで歴史を語れるか?―」
日時:2008年12月6日(土) 13:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス33-2号館2F第一会議室
コーディネーター:小林 雅夫(早稲田大学)
司会:松原 俊文(早稲田大学)
1.前野 弘志(広島大学)
「公的碑文?私的碑文?― クライアントの視点からみたアッティカの決議碑文―」
2.田中 咲子(名古屋ボストン美術館)
「ギリシアの墓碑浮彫りと墓碑銘」
3.藤澤 明寛(早稲田大学)
「破廉恥 infamia について」
4.梶田 知志(早稲田大学)
「 Homo Pugnans ― 墓碑銘に見る剣闘士(gladiator)の生と死」
5.竹山 博英(立命館大学)
「イタリアの近・現代の墓碑」
第52回大会(2008年7月)
日時:2008年7月5日(土) 13:00~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館681教室
第1部:講演会 13:00~14:30
三宅 正樹(明治大学名誉教授)「ユーラシア外交に学ぶ」
第2部:博士後期課程進学者による研究報告 14:45~17:40
正木 慶介(博士後期課程1年) 14:45~15:25
「ロッキンガム派ウィッグの政治理念 ―その分裂性と歴史的意義― 」
本多 光(博士後期課程1年) 15:25~16:05
「1903年ディック法にみるアメリカ合衆国民兵制度改革
―連邦国家アメリカにおける民兵管理権問題 ― 」
諸井 弘輔(博士後期課程1年) 16:20~17:00
「1860年代のシュトロスマイエル司教の国家構想と「南スラヴ科学芸術アカデミー」
― 南スラヴ主義、クロアティア主義、三位一体王国主義 ― 」
大渓 太郎(博士後期課程1年) 17:00~17:40)
「ノルウェーにおける政治的スカンディナヴィア主義の展開
― 1864年から1870年代前半を中心に ― 」
第3部:ヨーロッパ文明史研究所総会 17:40~18:00
第51回大会(2007年12月)
岐路に立つキリスト教会―中・近世ヨーロッパにおける「改革」運動の諸相―
日時:12月15日(土) 13:30~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室
趣旨説明 13:30~13:45
報告
1.鈴木 喜晴 氏(博士後期課程) 13:45~14:30
中世後期における托鉢修道会の「歴史」記述-カルメル会を例に―
2.青野 公彦 氏(本学高等学院教諭) 14:30~15:15
コンスタンツ公会議(1414-1418)における改革問題
<休憩>15:15~15:30
3.高津 美和 氏(博士後期課程) 15:30~16:15
16世紀ルッカの「異端者」たち―イタリアにおける宗教改革と人文主義―
4.山本 大丙 氏(本学非常勤講師) 16:15~17:00
17世紀オランダ地動説論争史―宗教改革と科学―
<休憩>17:00~17:15
討論・質疑応答 17:15~18:00
第50回大会(2007年7月)
日時:2007年7月7日(土) 13:30~18:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第7会議室
第一部:博士課程進学者による研究報告 13:30~17:30
熊坂 渉 氏(博士後期課程1年) 13:30~14:15
「1848/49年革命期のドイツにおける普通選挙の成立」
飯田 ちひろ 氏(博士後期課程1年) 14:15~15:00
「1822年改革から見たシベリア」
福山 佑子 氏(博士後期課程1年) 15:00~15:45
「ドミティアヌス帝の属州統治に関する一考察」
大久保 五月 氏(博士後期課程1年) 16:00~16:45
「シュルギ王讃歌の考察―王と神の「家族的紐帯」を中心に―」
中山 八歩 氏(博士後期課程1年) 16:45~17:30
「古バビロニア時代の奉仕義務」